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近年、美容整形は多くの人にとってより身近な選択肢となっています。しかし、その裏側にはどのような信念や経験があるのでしょうか。
今回は、美容外科医として数多くの施術を手がけ、修正手術にも取り組んできた麻生先生に、これまでの歩みや患者さんへの想い、美容医療の現場の現実について詳しくお話を伺いました。
「最初は、美容外科に進むつもりなんてまったくなかったんです。」
そう語る先生の原点は、形成外科にあります。やけどや先天性の異常、口唇裂・口蓋裂、顔の骨折など主に機能的な問題や外傷を扱う、いわゆる「病気」としての医療現場で経験を積んでこられました。
しかし、研修を終えて間もない時期に家庭の事情で大きな転機が訪れます。実家の会社が倒産し、将来への見通しが立たなくなったことから、美容外科クリニックでのアルバイトをスタート。これが、美容外科の世界に足を踏み入れるきっかけとなりました。
その後は、自らクリニックを開業しながらも、形成外科の大学院に4年間通い直すという、医療者としての学びを止めない姿勢を貫いてきました。また、韓国の有名クリニックに留学し、現地での実際の手術や技術を肌で感じながら学ぶ機会も得たといいます。
「常に自分の知らない世界に触れていたい。もっと上手くなりたい。」そんな純粋な想いが、現在のスタイルへとつながっているのです。
もともとは脂肪吸引や鼻の形成、骨切り手術、眼形成など、幅広い施術を手がけていた麻生先生。技術の幅広さには定評がありましたが、あるときから患者のニーズが大きく傾き始めます。
きっかけは、「痛くない豊胸手術」で知られるようになったこと。術後の痛みに対する不安は、豊胸を希望する方の大きなハードルです。そこに対して「この先生の手術は痛くない」と口コミが広がり、紹介が次の紹介を呼ぶという連鎖が起こりました。
「実際に手術を受けた人が、友人に“全然痛くなかったよ”って伝えてくれる。その信頼が積み重なって、豊胸の相談が増えていきました。」
どんな施術にも対応できるからこそ、自然と集まってきたのは「痛みを最小限にしたい」という思いを持つ患者たち。目の前の一人ひとりと丁寧に向き合う中で、結果的に豊胸が“得意施術”として定着していったのです。
近年、先生のもとに多く寄せられるのが、過去に他院で受けた施術の「修正依頼」です。特に多いのは、脂肪注入やアクアフィリングなどによって起こったしこりや変形に関する悩み。10年前には一般的だった施術が、現在では後遺症として現れ、多くの方を苦しめています。
「しこりができてしまった」「胸の形が崩れた」「入れたものが溶けてしまった気がする」など、不安を抱えた方たちが、最後の頼みの綱として相談に訪れるそうです。
先生は、そうした患者の声に真摯に向き合い、毎日のように修正手術を担当しています。重要なのは、まず患者の心に寄り添うこと。美容医療で一度傷ついた人にとって、再び手術を受けるというのは大きな決断です。
もう失敗されたくないという気持ちを抱えている方ばかりなので、安心して任せてもらえるよう、事前の説明や対応には特に時間をかけていると先生は語ります。修正手術には高度な技術だけでなく、繊細な気配りと丁寧なプロセスが欠かせません。
美容整形の施術において、見た目の美しさはもちろん大切ですが、先生が特に意識しているのは「自然さ」と「時間軸」です。手術直後の写真映えだけを追求するのではなく、半年後、1年後にどう見えるかを見据えた設計が基本にあります。
たとえば豊胸の場合、術直後はバストが少し上寄りに見えるようデザインされています。これは、時間の経過とともに重みによって少しずつ下がり、ちょうど良い位置に落ち着くことを見越しているからです。若い医師の中には、術後すぐの見栄えを優先して理想の位置に入れる人もいますが、結果的に下垂してしまい、再手術が必要になることもあります。
また、もともとの体の歪みや左右差に関しても、無理に揃えるのではなく、その人の自然なバランスに寄り添った形を重視します。具体的には、乳首の位置ひとつとっても、もともと左右差がある場合は揃えるのではなく、違和感のない範囲で整えることが大事です。
施術直後の「映える美しさ」よりも、時間が経っても変わらない「本物の美しさ」を提供することを大切にされています。
脂肪注入は、かつて一度に多く入れる方法が主流でしたが、現在は必要な箇所に少量ずつ丁寧に注入する技術へと大きく進化しています。過去の手法ではしこりやオイルシストといった後遺症が多く見られましたが、今はリスクを最小限に抑えた施術が可能です。
さらに、痩せ型の方や外側に脂肪がつきにくい方には、脂肪注入とインプラントを組み合わせる「ハイブリッド豊胸」も選択肢の1つです。中でも「デュアルプレーン法」は、筋肉の動きを妨げず、自然で柔らかい仕上がりを実現する高度な技術として注目されています。
一つの方法にこだわるのではなく、患者に合った最適な組み合わせを見極めることが大切です。
骨切り手術は、かつては「命をかける手術」と言われるほどリスクが高く、出血や合併症の不安がつきものでした。しかし近年では、超音波で骨を削る機器の進化により、軟部組織を傷つけずに安全かつ正確な施術が可能になってきています。
こうした技術の進歩により、輪郭や鼻の整形も格段にリスクが低下しました。今後は、技術力のある医師による安全で自然な骨切り手術が、より多くの人にとって現実的な選択肢となっていくと考えられます。
骨切り手術は「危険だから避ける」から「信頼できる技術であれば選べる」時代へ、進化しつつあります。
美容整形といえば「韓国」を思い浮かべる人も多いでしょう。技術力や施術件数、マーケティング力の面で注目されている国の1つです。ただし、現場をよく知る先生によると、韓国と日本では手術の安全性や術後管理において明確な違いがあるといいます。
特に問題視されているのが、麻酔体制と術後のフォローです。韓国ではコスト重視の風潮もあり、静脈麻酔を多用しつつ、術後の経過観察や呼吸管理が不十分なケースがあります。その結果、合併症や低酸素脳症といった重大な事故につながるリスクがあるのです。
一方で、日本では麻酔科医が常駐する体制が整っているクリニックが多く、安全性を重視する傾向があります。もちろんすべての施設がそうとは限りませんが、患者の安全を最優先に考えた医療体制は日本の大きな強みといえるでしょう。
世界各国で美容整形の技術は日々進化していますが、先生は実際に海外の現場を見て、それぞれの国の医療体制に違いがあることを実感したといいます。
とくに印象的だったのは、台湾や一部の先進クリニックにおける麻酔管理の体制。専門の麻酔科医が必ず立ち会い、術中の安全性が徹底されていました。韓国と比較しても、安全面への意識が高く、日本の医療とも共通する部分が多く見られたそうです。
日本でも、麻酔管理や術後ケアを重視するクリニックは多く、患者一人ひとりに寄り添った対応や、丁寧なリスク説明が強みとなっています。
今でこそ美容整形は身近な存在になりつつありますが、いまだに整形=悪という偏見は根強く残っています。特に日本では「隠す文化」が強く、整形を公に語ることに抵抗を持つ人も少なくありません。
先生はそうした風潮に対して、「ほんの少し変えるだけで、自分に自信が持てるようになるのに、それを後ろめたく思う必要はない」と話します。たとえば、左右差のある目元を整えたり、鼻筋をわずかに調整したり、目の下のクマを取ったりするだけで顔の印象はぐっと変わり、前向きな気持ちになれる人はたくさんいます。
整形は偽るものではなく、本来の自分らしさを引き出す医療。その価値が正しく伝わる社会こそが、先生の目指す未来です。
SNSが美容整形と切っても切り離せない存在になった今、情報の広がり方は以前とは比べものにならないほど加速しています。
美しさを発信するインフルエンサーの存在は、美容整形への偏見を薄める一方で、誤解やトラブルのきっかけになるケースも少なくありません。
先生自身もSNSを通じた発信に取り組んでいますが、「本音を発信しても、思わぬ形で切り取られてしまうことがある」と話します。真意とは異なる文脈で炎上したり、強い言葉の一部だけが独り歩きしてしまうこともあるそうです。
先生はそれでも、「正しい情報を届け続けるしかない」と言い切ります。実際、炎上や誤解があっても、真摯に医療と向き合う姿勢を見てくれる人は必ずいるという実感もあるそうです。
派手さよりも誠実さを重んじる発信。それが、美容整形という医療を支える医師としての覚悟の表れです。
美容整形を取り巻く大きな課題の1つが「安全性」となっています。特に問題となるのが、静脈麻酔によるリスクや術後の管理体制の不備です。先生は、鼻や豊胸といった大きな手術を静脈麻酔で行うことに強い危機感を抱いています。
実際、脂肪吸引や注入系の手術で死亡事故が起きているクリニックも存在します。それにもかかわらず営業を続けている現状に、先生は強い疑問を感じているそうです。
自身のクリニックでは、必ず執刀医とは別に麻酔科医が全身管理を担当し、術後の経過にも万全の体制で対応しているそうです。もし安全性を担保できないなら、手術すべきではないという考えのもと、日々運営されています。
先生が望んでいるのは、修正を必要とする患者がいなくなることです。美容整形によって傷ついた人たちが、自信を取り戻せるようにという一心で、日々の診療に向き合っています。
実際には、アクアフィリングや脂肪注入によるしこり、硬縮によって変形した胸など、深刻なトラブルを抱える患者が今も多く来院しています。中には、過去の失敗がトラウマとなり、美容整形そのものへの信頼を失っている方もいらっしゃるそうです。
「どこに行ってももう治らないと思ってる人が、うちで笑顔を取り戻してくれる。そんな瞬間に立ち会えるから、この仕事をやっている意味があるんです。」と麻生先生は語ります。
美容整形が「人生を前向きにするための手段」として、真っ当に評価される未来を築くのが、今の医師としての使命だと信じているのです。
麻生 泰(あそう とおる、1972年〈昭和47年〉1月10日 – )
日本の医師(美容外科・形成外科)。医療法人社団東美会理事長、東京美容外科統括院長。
公益社団法人国際音楽芸術振興財団代表理事。
2000年10月 大阪医科大学にて研修修了
2001年4月 大阪医科大学 麻酔科にて研修修了
2001年5月 岡山大学 形成外科 医員
2002年1月 某美容外科 院長及び診療部長を歴任後
2004年5月 東京美容外科 設立
2015年4月 医療法人社団東美会 理事長となる
2018年12月 東京先進医療クリニックの院長となる
2019年4月 慶應義塾大学医学部 非常勤講師を拝命
2024年8月 日韓美容医学会学会長を拝命
専門医・資格
日本形成外科学会
日本美容外科学会
日本マイクロサージャリー学会
日本抗加齢医学会