「急に増えたら要注意!おでこのシワが消えない原因と対策」

「おでこのシワが急に増えた…」「おでこのシワが消えない!」と、お悩みではありませんか?
おでこのシワは顔の中でも目につきやすく、老けた印象を与えてしまうもの。
こちらの記事では、おでこのシワの原因や、対策方法についてご紹介しています。

目次

おでこのシワはなぜできるの?

おでこのシワがなぜできるのか、ご存じですか?
適切な対策ができるように、まずはシワについて詳しく見てみましょう。

そもそもシワって?

シワとは、肌の変形によって起こる、肌の表面にできる溝のこと。
ハリや弾力のある若い肌であれば、一時的にシワができてもすぐに元に戻ります。
しかし年齢を重ねるにつれて肌の弾力が低下してくると、一時的にできたシワも戻りにくくなるのです。

シワはなぜできるの?

私たちの肌は体の外側から順に「表皮」「真皮」「皮下組織」と3層の構造になっています。
真皮にはコラーゲンやエラスチンといった、繊維状のタンパク質が存在しており、肌のハリや弾力を保つ役割をしているのです。
このコラーゲンやエラスチンが構造変化することで、表皮を支えることができなくなり、シワに繋ってしまいます

【出典】
シワはなぜできる?|スキンケア講座|持田ヘルスケア株式会社 (mochida.co.jp)

おでこのシワが消えない原因とは?

おでこのシワができる大きな原因は、一つに加齢があります
しかし、シワは加齢だけではなく、様々な要因によって起こるのです。
この要因が改善されない状態が続くと、おでこのシワが消えない原因になるので要注意!
こちらでは、おでこのシワが消えない原因について見てみましょう。

肌の乾燥
実は、肌の乾燥はおでこのシワができる原因の一つ。
乾燥によって肌の柔軟性やハリが失われると、浅くて細かなシワができやすくなります。

表情のクセ
眉を上げたり、目を開いたりするクセも、おでこにシワができる原因に。
表情のクセによって表情筋が繰り返し動かされることで、肌にヨレが生じてシワとなって現れます。

たるみ
肌のたるみは、おでこにシワができる原因に繋がります。
肌のハリや弾力がなくなってたるみが生じると、肌が折りたたまれて線になり、シワとして残るのです。

【出典】
シワにはどんな種類があるの?その原因と予防方法について解説 | 「KOSE」輝き続けるあなたのために。コーセーの美容情報サイト

スキンケアで!おでこのシワの対策方法

でき始めの浅いシワなら、セルフケアでの対策が可能なことも。
こちらでは、スキンケアによるおでこのシワ対策をご紹介します。

紫外線対策をする

紫外線はおでこのシワの大きな原因の一つ
紫外線を受けると、真皮のコラーゲンやエラスチンがダメージを受け、シワに繋がります。
夏場や外出する時だけでなく、室内で過ごす時も日焼け止めを使用する習慣をつけましょう。

保湿ケアを十分にする

乾燥から起こるおでこのシワや、浅い表情ジワには、保湿ケアによる対策が効果的です。
乾燥して柔軟性を失った肌はシワになりやすい状態。
十分な保湿ケアで肌表面のハリと弾力を保ち、おでこのシワが深くなるのを防ぎましょう。

シワ対策できる成分を取り入れる

いつものスキンケアに、シワ改善効果のある成分を取り入れてみましょう。
シワ改善有効成分には、ニールワン、レチノール、ナイアシンアミドといったものがあります。

マッサージをする

マッサージをすることで血液やリンパの流れが良くなり、おでこのシワが改善される効果があります
肌が乾燥した状態や、強い力でマッサージを行うと、かえって逆効果になることもあるので注意しましょう。

美容皮膚科で!おでこのシワの対策方法

「一般的なケアをしても効果が感じられない」「おでこのシワをすぐになんとかしたい!」
そんな方は美容医療に頼るのも一つの方法です。
こちらでは、美容皮膚科の施術による、おでこのシワ対策をご紹介します。

ボツリヌストキシン注射

ボツリヌストキシン注射とは、ボツリヌス菌から抽出したタンパク質の一種を、しわが気になる部分に直接注入する施術のこと。
ボツリヌストキシンには、神経伝達物質であるアセチルコリンの分泌を抑える働きがあります。
アセチルコリンの分泌が抑えられると、筋肉を収縮させるための情報がうまく伝わらなくなるのです。
その結果、筋肉をリラックスさせ、局所的に筋肉の動きを弱めることができます。
おでこのシワの原因となる、表情のクセを寄せにくくすることで、シワを目立たなくし、シワを予防する効果があるのです。

【ボツリヌストキシン注射のメリット】
・施術が注射のみなので、ダウンタイムが少ない
・効果が実感できるまでの期間が、一週間程度と早い
・比較的、手頃な価格で施術できる

【ボツリヌストキシン注射のデメリット】
・効果が永久ではなく、3~6か月程度で緩やかに元に戻る
・注射による痛みがある(麻酔の使用はクリニックによる)
・妊娠中や授乳中の方など、施術を受けられない場合がある

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸注射とは、シワが気になる部分に直接ヒアルロン酸を注入する施術のこと
ヒアルロン酸は、もともと人の体内に存在するゲル状の物質で、水分を蓄えてクッションの役割をする
働きがあります。
ヒアルロン酸を肌に注入することで、内側から肌を持ち上げ凹みをなくし、シワの改善やリフトアップに効果が期待できるのです。
おでこの肌がボリュームアップすることでハリが出て、シワができにくくなるといった効果もあります。

【ヒアルロン酸注射のメリット】
・施術が注射のみなので、ダウンタイムが少ない
・即効性が高く、施術後すぐに効果を実感できる
・もともと体内に存在する成分なので、肌になじみやすく安全性が高い

【ヒアルロン酸注射のデメリット】
・効果が永久ではなく、6か月~1年程度で、ヒアルロン酸が自然に体内に吸収される
・注射による痛みがある(麻酔の使用はクリニックによる)
・ヒアルロン酸を注入する量が多いと、仕上がりが不自然になる

ハイフ

ハイフとは、超音波の熱エネルギーによって、内側から肌を引き上げる施術のこと
肌の内側だけに軽いやけどを起こさせることで、肌のハリや弾力を保つ役割をしている、コラーゲンやエラスチンなどの生成が促されます。コラーゲンやエラスチンが増え、肌にハリや弾力が生まれることで、おでこのシワやたるみ改善に効果が期待できるのです。
またハイフには、SMAS筋膜にアプローチできるといった特徴があります
SMAS筋膜とは、皮下組織と表情筋の間にある、肌を支える役割を持つ層のこと。
ハイフの熱エネルギーが緩んだSMAS筋膜を引き締めることによって、土台からのリフトアップに効果があるのです。

【ハイフのメリット】
・注射やメスを使用しないため肌への負担が少なく、ダウンタイムがほとんどない
・30分~1時間程度と、施術が比較的短時間で終わる
・コラーゲンやエラスチンが増えることで、シワだけでなく肌質改善にも効果がある

【ハイフのデメリット】
・施術中に、「チクチクとした痛み」「骨に響くような痛み」といった痛みを感じることがある
・効果が永久ではなく、6か月~1年程度で徐々にもとの状態に戻る
・人によっては肌の赤み、腫れ、むくみなどの症状が起こることもある
 

まとめ

こちらの記事では、おでこのシワが消えない原因と対策についてご紹介しました。
おでこのシワの原因は加齢だけでなく、肌の乾燥、表情のクセ、たるみが主な原因となります。
セルフケアとしては、紫外線予防、十分な保湿ケア、シワ改善有効成分の使用、マッサージなどが挙げられます。
セルフケアで十分な効果が感じられない場合は、美容皮膚科に頼るのも一つの方法。
今回ご紹介した、ボツリヌストキシン注射、ヒアルロン酸注射、ハイフは比較的ダウンタイムが少ないので、初めての方でも挑戦しやすいのが魅力です。
こちらの記事を参考に、ぜひおでこのシワ対策をしてみてくださいね。

著者情報:
【さきりこ】
大手化粧品メーカーの現役研究員。日本化粧品検定1級。化粧品、ヘアケア製品などを中心に研究開発を行う。開発した製品は美容雑誌ベストコスメ受賞。
美容の専門知識を活かして本業のかたわら、美容ライターとしても活動中。
ココナラ:https://coconala.com/users/883055

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