隆鼻術でシュッとした鼻に!方法とメリット・デメリットをご紹介

日本人に多い顔のコンプレックス、その上位にあるのは「低い鼻」「鼻筋が通っていない鼻」といった鼻の悩みです。確かに、西洋人の鼻と比べてみると私たち日本人の鼻は低く、それによって平面な顔に見えることが少なくありません。しかし、隆鼻術という美容整形を受ければ、理想の鼻を手に入れることは可能なのです。

目次

隆鼻術でシュッとした鼻に!どんな種類があるの?

隆鼻術は数種類に分類されており、目的に応じて使い分けることが可能です。
実際に鼻を高くしたいと考えても、どのような種類を知っておかないと、その治療に対応した美容外科クリニックを探せません。
また、カウンセリングを受ける際にも、あらかじめどのような隆鼻術があるのかが頭に入っていれば、医師の説明がより理解しやすくなります。
それでは、隆鼻術の種類や特徴、メリット・デメリットについて見ていきましょう。

ノーズアップスレッド

呼び方は各院によって異なりますが、特殊な糸を鼻先に通して、鼻先に高さを持たせたり鼻筋を通したりできる治療です。
この治療では、特殊な器具で鼻柱と鼻筋に糸を通すことで、シュッと鼻筋が通った鼻を目指せます。
なお、この治療では溶ける糸または溶けない糸を使用しますが、安全性の観点から、現在では溶ける糸を使用する美容外科クリニックが多いようです。
この治療は手術が必要なく短時間で治療が終了し、しかも治療後の腫れが出血が少ないというメリットがあります。
しかしその一方で、溶ける糸を使用する場合ではやがて溶けてなくなるため、永続的な効果を期待できないというデメリットがあるのです。
この治療に用いられる糸の種類は美容外科クリニックによって異なり、種類によって持続期間も異なります。
少しでも長い持続効果をお望みなら、あらかじめ長持ちする糸が用意されているクリニックを探して治療を受けることをおすすめします。

耳介軟骨(じかいなんこつ)移植手術

ご自身から採取した耳介軟骨を鼻先に移植する手術です。
この治療はご自身の軟骨を移植するという性質上、移植後に異物反応が起こりにくいというメリットがありますが、耳から軟骨を採取しなければならないため、二重の手術が必要になるというデメリットがあります。
また、耳介軟骨は小さいため、鼻先だけシュッとさせたい方には向いていますが、鼻筋を通して根元から高くしたい場合には、以下でご紹介するプロテーゼ挿入との併用になることがあります。
そのような理由から、この治療は鼻全体の高さを整えるというよりかは、鼻先の角度を変える目的で行われたり、プロテーゼ挿入の補助的作用を狙って行われたりすることが多いようです。

プロテーゼ挿入

隆鼻術として最もポピュラーなのがプロテーゼ挿入です。
プロテーゼ挿入では、患者の希望をヒアリングした上で、I字型やL字型のプロテーゼを挿入するもので、鼻筋から鼻先まで1度の手術で整えることができるというメリットがあります。
また、高さもある程度調節できるため、鼻筋をシュッと整えて高さを出したい方には最もおすすめできるでしょう。
さらに、プロテーゼは体内で溶けるものではないため半永久的な持続効果を期待できますが、異物を挿入するため、体質によっては異物反応を起こす可能性があるというデメリットがあるのです。
特にアレルギー体質の方は、医師とよく相談した上で治療を検討しましょう。
医師がリスキーだと判断した場合には、他の隆鼻術の提案を受けられます。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入はシワ取り治療でも用いられますが、鼻に高さを出したり、あごの形を修正したりする際にも用いられ、一般的にはシワ取り用のヒアルロン酸よりも持続性が高い種類が用いられているようです。
ヒアルロン酸注入のメリットは、注射器1本で治療を受けられ、治療後にも修正が可能だという点にあります。
しかし、ヒアルロン酸は体内に吸収される物質であるため、やがて元の状態に戻るというデメリットがあるのです。
最近では、硬度があって半永久的な持続効果を期待できるヒアルロン酸も開発されていますので、なるべくそのようなヒアルロン酸の用意がある美容外科クリニックで治療を受けることをおすすめします。

失敗もある!?隆鼻術を受ける際の注意点とは?

それでは、隆鼻術を受ける際の注意点についてまとめてみましょう。

ヒアルロン酸注入で不自然な仕上がりに!?

ヒアルロン酸注入やノーズアップスレッドなど、手術が必要ない治療では失敗だと感じる可能性が低いのですが、それでも失敗がないわけではありません。
特にヒアルロン酸注入で多いのは、ヒアルロン酸の注入量が多すぎたことで不自然に仕上がりになることがあります。
このように、ヒアルロン酸の注入量が多い場合には、再治療でヒアルロン酸を溶かして新たなヒアルロン酸注入で修正することができます。
しかしこの場合では、溶かすと注入で2倍の費用がかかります。
つまり、経験豊富で、なおかつ美的センスに優れた医師に治療を任せる必要があるということです。

プロテーゼの位置がずれて鼻が曲がってしまった!

経験豊富な医師に任せればほぼ心配はありませんが、そうでない医師に任せた場合では、稀にプロテーゼ挿入の位置がずれて、正面から見ると鼻が曲がって見えるトラブルが起こることがあります。
このようなトラブルが起こると、ただ単に鼻が曲がるだけでなく、プロテーゼが固定されず不安定な状態になることもあります。
さらに、皮膚の上からプロテーゼが透けて見えるといった二重、三重のトラブルに見舞われることもあるのです。
このようなトラブルは頻繁に起こるものではありませんが、リスクがあるということだけは知っておくべきでしょう。

思っていたほどの仕上がりにならなかった

これも隆鼻術で注意しなければならない点です。
鼻の骨格や肉付きは人によって異なり、同じ治療を受けたとしても仕上がりにはばらつきがあります。
たとえば、あなたがモデルの○○さんの鼻に憧れて、同じ鼻になりたかったとしましょう。
この場合、あなたがモデルの○○さんと完全に同じ骨格をしていない限り、100%同じ高さや形の鼻になることは難しいのです。
仮になれたとしても、顔全体のバランスが崩れ、不自然な仕上がりになってしまう可能性が否めません。
憧れの人を目標にするのはとても素敵なことですが、隆鼻術を受けてもご自身の理想が100%叶えられるとは限りません。
このトラブルを回避するためには、医師とじっくりと相談し、あなたの希望を伝えておくことが大切です。
それが難しいと医師が判断した場合ではその旨の説明があるはずですので、まずはその説明をしっかりと聞いてください。
その上で医師からの提案を受け入れれば、100%理想ではなくても、それに近い仕上がりを期待できるはずですよ。

まとめ

今回は数種類の隆鼻術をご紹介してきましたが、気になる治療は見つかりましたか?
鼻は顔の中央に位置しており、目と同様に目立つパーツです。
それだけに、美容整形で形や高さを変えると顔の印象がガラリと変わります。
しかし、経験が浅い、知識不足、美的センスが不足しているといった医師に任せてしまうと、失敗しやすいのが隆鼻術なのです。
このような失敗を回避するためには、まずはあなたが鼻整形の知識を得ておくこと、そして、腕が良くて評判の医師に任せる必要があるのです。
気になるクリニックが見つかったら、まずは取り扱いがある治療を確認し、医師の評判についても調べてみてください。
これだけで、隆鼻術失敗の確率を下げることができますよ。

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