“塗る再生医療”の最前線-乳歯由来の幹細胞で肌の力を呼び覚ます、革新的スキンケアの開発秘話【パナケア研究所・春貴政享様】

「肌がふっくらした」「シミが気にならなくなった」

いま美容業界で注目されているのが、再生医療の技術をスキンケアに応用した「塗る再生医療」です。

再生医療の現場で使用される成分をそのまま活かし、従来の保湿やエイジングケアとは異なるアプローチが期待されています。

今回は、この分野で商品開発を手がけるパナケア研究所の開発者・代表の春貴政享様にインタビューを実施しました。主成分の特徴や実感できる効果、開発の背景など、詳しくお話を伺いました。

再生医療をもっと身近に感じ、肌と向き合う新しい選択肢をお届けします。

塗る再生医療とは？歯髄幹細胞培養上清液を配合したスキンケア

「塗る再生医療」とは、再生医療の現場で使用される成分をスキンケア製品に応用した新しい美容アプローチです。特に注目されているのが、「歯髄幹細胞培養上清液」という成分です。この成分は、子どもの乳歯から採取される幹細胞を培養する過程で得られる上澄み液で、再生医療の現場では点滴や注射に使われてきました。

この上清液には、成長因子やサイトカインなど、肌の再生をサポートする生理活性物質が豊富に含まれています。近年ではその効果に注目が集まり、シミやしわのケアはもちろん、傷の回復を助ける力にも期待が寄せられています。

従来のスキンケアは「保湿」や「バリア機能の補助」が主な役割でしたが、塗る再生医療では、「肌の再生力そのものを底上げすること」を目指しているのが特徴です。こうした高機能な成分を化粧品として日常的に使用できるよう加工するためには高い技術力が必要ですが、それを実現した製品が今、注目を集めているのです。

開発のきっかけは「脳梗塞」からの回復体験

塗る再生医療をテーマにしたスキンケア開発の背景には、開発者本人の実体験がありました。きっかけは、42歳のときに患った脳梗塞です。回復に向けて「再生医療」について徹底的に調べるなかで出会ったのが、「歯髄幹細胞培養上清液」だったといいます。

この成分は、医療の現場では点滴などに使用されるもので、組織の修復や再生を促す働きがあります。当初は体の内側からの再生を目的として注目していましたが、やがて「肌の再生」にも応用できるのではないかという発想へとつながっていきました。

「自分の体を通して、再生力の重要性を実感した」と開発者は語ります。医療で使われていた確かな成分を、日常的なスキンケアの中でも取り入れられるようにしたいという思いから、化粧品としての研究・開発が始まったのです。

美容液から始まり、マルチオイルへ。フェムケアも意識した製品展開

「塗る再生医療」のコンセプトで最初に誕生したのが、「美肌エッセンス」でした。歯髄幹細胞培養上清液を安定配合し、再生医療発想のスキンケアとして高い評価を受けたこの製品は、肌の修復や保湿に対する即効性と持続性が特徴です。

その後、より幅広い悩みに応える製品として開発されたのが「パナケアマルチオイル」です。オイルタイプにしたことで、顔だけでなく手や肘、膝、背中などの全身はもちろん、デリケートゾーンにも使用できる処方となり、フェムケアとしての側面も持たせています。

歯髄幹細胞培養上清液を安定配合するための“ハルキレシピ”とは

「塗る再生医療」の要となる成分が、乳歯由来の「歯髄幹細胞培養上清液」です。医療現場では点滴や注射などで使われる繊細な成分であり、そのままでは熱や保存に弱く、化粧品に配合するには高い技術が求められます。

そこで開発者が編み出したのが、「ハルキレシピ」と呼ばれる独自の製造プロセスです。たとえば料理においても、味噌汁の味噌を最後に入れるように、成分の順序や温度管理が仕上がりを大きく左右します。化粧品も同様に、どのタイミングで何を入れるかによって、効果や品質が変わってしまうのです。

この“レシピ”を確立することで、再生医療レベルの高価で繊細な原料を損なうことなくスキンケア製品に落とし込むことが可能になりました。メーカーによっては語られないことの多い「製造工程」にまでこだわる点が、パナケアシリーズの大きな特徴のひとつです。

パナケアマルチオイルの魅力と特長

パナケアマルチオイルは、「どこにでも使える」だけでなく、「何のために使うか」にも応える万能型スキンケア。乾燥が気になる手や肘・膝はもちろん、アトピーや肌トラブルに悩む方にも対応できるよう、刺激の少ない処方で設計されています。

さらに特徴的なのは、フェムケア領域を視野に入れた設計です。デリケートゾーンにも安心して使えるよう、粘膜吸収の効果が期待されており、ニオイやおりものなどの悩みにもアプローチできます。また、肌への浸透を促す歯髄幹細胞培養上清液の作用により、塗布することでしっとり柔らかく、ふっくらとした肌感へと導いてくれるのも魅力です。

香りはラベンダーを基調にしたやさしい香りで、使用直後にふわりと香り、時間とともに自然に消えていく設計となっています。スキンケアとしての実用性と、使う時間自体を心地よくする「癒し」の要素を兼ね備えた1本です。

ベストな使用のタイミングと使い方

パナケアマルチオイルの効果を最大限に引き出すには、「いつ、どのように使うか」が重要です。おすすめのタイミングは、お風呂上がり。体が温まって血行が良くなり、肌が柔らかくなっている状態は、有用成分の浸透に最も適したタイミングです。

使い方としては、まず「美肌エッセンス」を塗った後に、パナケアマルチオイルを重ねて使う「ダブル使い」が推奨されています。美容液がもたらす再生力と、オイルによる保湿力の相乗効果で、肌のうるおいをしっかり閉じ込めます。

使用量の目安としては、顔には片頬ごとに2滴、計4滴ほど。デリケートゾーンなどの粘膜部位には、清潔な状態で3滴程度をやさしくなじませるのが理想です。背中やひじ、ひざといった広範囲に塗布する場合は、必要な分だけ少しずつ取ってなじませていくことで、無駄なく使えます。

毎日のケアに取り入れることで、肌の質感が変わるのを実感できるでしょう。

マルチに使える理由と、特におすすめの使用部位

パナケアマルチオイルの魅力は、顔や体はもちろん、デリケートゾーンや背中など、全身に使える「マルチユース処方」にあります。乳歯由来の歯髄幹細胞培養上清液が配合されており、乾燥やトラブルが気になるあらゆる部位にアプローチできるのが特徴です。

特におすすめなのが、肘・膝・かかとといった乾燥しやすいパーツ、そして「背中」。意外とケアを怠りがちな背中は、ニキビやざらつきが出やすい場所でもあります。日頃のスキンケアに取り入れることで、見えない部分までなめらかで潤いのある肌へと導いてくれます。

高価な原料を、手に届く価格帯に

パナケアマルチオイルの販売価格は、18,480円（税込）です。一見すると高価格帯のスキンケア製品に見えるかもしれませんが、その背景には明確な理由があります。

本製品の中核成分である「歯髄幹細胞培養上清液」は、再生医療の現場で点滴用として用いられるほど高価かつ繊細な原料です。実際、医療機関でこの成分を1cc使用するだけでも、5〜15万円にのぼることもあるといいます。そのレベルの成分を化粧品に応用し、安定して配合するためには、高度な加工技術と管理体制が必要です。

このような背景をふまえ、開発者は「品質の価値に見合う価格でありながら、日常の中で無理なく使い続けられる価格帯」を模索しました。その結果、効果・安全性・続けやすさのバランスが取れた価格設定が実現したのです。

「手に届く“塗る再生医療”」として、多くの人が自宅で高品質なケアを受けられるようにという想いが込められた価格となっているのです。