リジュラン注射の全解説！効果・リスク・持続期間・ダーマペン等との違いを徹底解説【PRIDE CLINIC様】

リジュラン注射は、近年注目されている肌再生治療の一つです。

「肌育」ブームにより、特に韓国では、美容クリニックでの定期的な肌管理が一般的になりつつあり、日本でも今後、同様の流れが進むと考えられるようです。

本記事では、リジュラン注射の特徴や効果、施術の流れ、副作用やリスクについて、PRIDE CLINIC 久野院長に詳しく教えていただきました。

リジュラン注射とは？ 施術の概要と効果

リジュランの主成分はポリヌクレオチドです。

これがお肌に入ると、体はそれを「怪我をした」と認識し、傷の修復メカニズムが働きます。その結果、新しいコラーゲン線維が生成され、肌に弾力が蘇りふっくらとハリのある肌に導きます。

リジュランの種類と特徴｜i・S・HBの違い

リジュランには以下の3種類があります。

リジュランi → ポリヌクレオチド1％

リジュランS → ポリヌクレオチド2％

リジュランHB → ポリヌクレオチド1％＋非架橋ヒアルロン酸

ポリヌクレオチドは、傷を修復する機能を促す効果があり、肌に弾力が生まれます。

ヒアルロン酸は、肌の保水力を高め、みずみずしい肌を作り出します。

リジュラン注射の持続期間はどれくらい？効果を最大化する施術スケジュール

初回は、2週間〜3週間の間隔で4回程度行っていただくことをおすすめしています。ある程度効果が出てきたら、半年おきに1度メンテナンスしてください。

リジュランで作り出すコラーゲンはご自身のものなので、効果は半永久的に持続します。

リジュラン注射の適応｜どんな肌悩みに効果的？

リジュランは幅広い肌悩みに対応します。

傷の修復が遅い方ほど効果が実感できると思っていて、あまり年齢に関係なく受けられます。

10代や20代の若い方や脂性肌の方

リジュランにボトックスを混ぜ合わせて注入することをお勧めします。リジュランSかポリヌクレオチドがしっかり入ってるタイプに、ボトックスを配合します。ボツリヌストキシンが皮脂の分泌をやわらげ、サラっとしたなめらかな肌に近づけます。

30代以上の方や普通肌・乾燥肌の方

ボトックスを少なめ、ヒアルロン酸を多めにしたいので、リジュランHBがおすすめです。ポリヌクレオチドでコラーゲンを増やし、ヒアルロン酸も物理的に補うことで、成分がバランス良く増加します。

混合肌の方

皮脂の分泌と乾燥が同時に起きている状態と思っているので、ヒアルロン酸で水分量を補いつつボトックスで皮脂の分泌コントロールしてあげるという感じにしています。

私は肌質によって成分量を変えていますが、ボトックスを使うときは効きすぎて筋肉が動かなくなり、表情に違和感がでるという副作用のバランスを見ながら考えていて、コストも含めお客様と相談しながらオーダーメイドの施術をしています。

施術の流れとダウンタイム｜施術もダウンタイムも短い？

1. カウンセリングでお顔（またはお身体）のどの部分にどの種類のリジュランを打つか決めます。

2. 麻酔をします。麻酔は使わないこともありますが、目元などは痛いので、表面麻酔を併用する方が多いです。

3. 麻酔が効いたら、細かく注入していきます。量にもよりますが、5分から10分もあれば終了します。

注入直後は蚊に刺された跡のような膨らみがポツポツできますが、6時間から12時間で消えます。

リジュラン注射の痛み｜我慢できる？

当クリニックでは、34Gというとても細い針を使用しています。1回の刺される痛みは予防接種程度ですが、繰り返し刺されるので辛く感じる方がいらっしゃいます。

冷やしたり、麻酔クリームを使用したりして刺す痛みを軽減します。緊張すると痛みが増し、内出血のリスクも高まるため、不安が強い方は笑気麻酔の併用をおすすめします。

笑気麻酔の効果は？

笑気麻酔は、緊張感が和らぎます。痛みはなくならないものの、お酒に酔ったようなふわっとした感じになり怖くなくなるので、リラックスできます。 そうすると痛みの感じ方を抑えられることが多いです。

また、緊張で力が入ってしまうと針が深く進んでしまったりということもあるので、リラックスしていただく方が施術者も打ちやすくなります。

顔以外の施術｜特におすすめの部位

全身に施術が可能で、特におすすめなのが手の指です。

手の甲にはヒアルロン酸を注入してボリュームを補うことができますが、指には靭帯があるため、針が進みにくく、ヒアルロン酸の注入が難しいです。

そこで、関節のシワが気になる方にはリジュラン注射がおすすめです。

生活面で気をつけること｜メイクはいつからできますか？

12時間〜24時間はメイクを控えていただけると理想的です。

ただ、それ以外の制限はほとんどなく、特定の成分が入った化粧品がNGだったり、水に濡らしてはいけなかったりということも基本的にありません。

以前、皮膚科の医局長をしていて多くのトラブルを見てきましたが、リジュラン注射は本当にトラブルが少なく、誠実な施術だと感じています。そのため、過度に心配する必要はなく、安全性が高く受けやすい施術だと思います。

リジュラン注射の副作用やリスクは？

リジュランは副作用やリスクがとても少ないことが魅力です。血管に入っても問題ありませんし、膨らみすぎることもありません。

ポリヌクレオチドはDNAの成分で、どの生物も同様の物質を生体内に持っています。身体に異物と認識されることがほとんどないため、アレルギーのリスクが低いです。

Q. 主成分は鮭から作られると聞きました。魚のアレルギーがあっても受けられますか？

A. 基本的に大丈夫です。実際にアレルギーがある方でも問題ありませんでした。

リジュラン注射と他の施術との比較

リジュラン注射 vs ボトックス｜シワ改善の観点から比較

リジュランは、弾力を高めて細かい段差を改善する効果があります。小じわの改善に適しています。

ボトックスは、筋肉の動きを調整することでシワができる表情を作れなくします。表情ジワに適しています。

リジュラン注射 vs ポテンツァ vs ダーマペン

ダーマペンは、細い針で肌に小さな傷をつけ、その上から薬剤を塗る施術です。ただし、薬剤を直接肌の奥まで届けることはできず、リジュラン注射と比べると成分が浸透しにくいです。また、表面からのダメージが大きいので、肌質によって向き不向きがある施術です。

ポテンツァは、ダーマペンとは異なり、薬剤を肌の奥までしっかりと届けることができます。そのため、リジュランの成分を効果的に注入することが可能です。

また、ポテンツァやダーマペンは看護師でも施術ができます。基本的には同じような量を入れていくと思うので、全体的にまんべんなく入ります。

一方で、リジュラン注射はドクターが手打ちで行うため、ピンポイントで成分を集中的に注入することが可能です。ダーマペンやポテンツァと比べると、より狙った部位に効果的に注入できる点が大きな違いです。

施術	施術方法	薬剤の浸透性	肌へのダメージ	施術者	特徴
リジュラン注射	手打ちで薬剤注入	◎ ピンポイントで肌の奥に注入	小 局所的な腫れ・内出血の可能性	医師のみ	ピンポイントのシワ・弾力改善向け
ポテンツァ	マシンによる針＋RF（高周波）を用いた薬剤導入	〇 肌の奥まで薬剤導入	中 軽度のダウンタイムあり	医師または看護師	まんべんなく肌のハリ・弾力を向上
ダーマペン	マシンで細い針で肌に微小な傷をつけ、薬剤を塗布	△ 表面への浸透	大 表面のダメージが強く赤くなる	医師または看護師	肌のターンオーバー促進・ニキビ跡改善

リジュラン注射とハイフ（HIFU）は併用可能？

リジュラン注射は肌質の改善、HIFUは弛みの改善に効果が高いです。

加齢に伴って生じる変化は、たるみ、ボリュームロス（コケや凹み）、肌質の3つがあり、バランス良く改善することで、綺麗にアンチエイジングできます。

リジュランとHIFUを併用する場合には、HIFUを先に行うと良いです。リジュランを先に行った場合、2週間程度開けてからHIFUをしてください。

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初めての美容医療でも安心！気軽に相談できるクリニック

PRIDE CLINICは、2024年11月にオープンしました！

私はヒアルロン酸やボトックスが本当に大好きで、これまで多くの方におすすめしてきました。当院医師は注射を専門にしており、針にもこだわります。リジュラン注射については、内出血が少ないとのお声をよく受けています。

他にも、最近はRF（高周波）の施術がとても人気で、お客様の反響を見ていても関心の高さを感じています。当院ではボルニューマという機械を導入していて、キャンペーンを行った際には多くの新規のお客様が来てくださいました。

私は、美しさってどういう形なのかと決めていなくて、お客様と話し合って何をしたいというのを大事にしてるので、気軽に相談に来てもらうだけでも大歓迎ですので、ぜひお話しにいらしてください！

インタビュー：久野 賀子（院長）
社名：PRIDE CLINIC
事業内容：美容皮膚科クリニック
サイト：https://pride-clinic.com