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「糸リフトってどんな施術なの?」「メリットは?」など気になっていませんか?
年齢を重ねるごとに気になる顔のたるみ。糸リフトは切らずに行えるたるみ治療として、短いダウンタイムやその手軽さから人気を集めてきました。
糸リフトの効果はどれくらい持続するのかや注意点など気になるポイントもたくさんありますよね。
そこで、こちらの記事では、糸リフトとはどんな施術なのか、メリットや注意点などをAPOLLO BEAUTY CLINIC様に伺いました。
糸リフトを検討している方はぜひ最後までご覧ください。
糸リフトとは?
糸リフトとは、皮下に特殊な返し (コグ) のついた糸 (以下、スレッドと呼びます)を挿入することによって皮膚を引き上げ、加齢や重力による顔のたるみを改善し、防止するための施術のことです。
従来のたるみ治療は、頭皮付近の皮膚を一部切除し、顔のじん帯を縫い縮めるという大掛かりな手術で、長いダウンタイムをともなうため、ハードルの高い施術のひとつでした。
しかし1990年代後半から糸リフトによるリフトアップが登場したことにより、体への負担が少なく、ダウンタイムが短いこれらの施術が台頭することになりました。
登場から30年以上が経過し、さまざまな研究や効果の検討が繰り返され、現在ではスレッドの種類も豊富に。目的や効果に合わせて糸を選択できるなど、施術の幅も広がっています。
2022年における統計では、日本における全美容施術の中でも糸リフトが2番目に多い施術数となっています。
糸リフトの素材別の特徴
糸リフトの施術を検討するにあたって、スレッドの素材による違いを把握することも大切です。スレッドの素材別に特徴を詳しくお伝えします。
PCL(ポリカプロラクトン)
PCL(ポリカプロラクトン)という製剤で作られた糸は柔軟性が高く、生体内でも2~3年程度持続するため、比較的長持ちする種類の糸です。柔軟性に優れているため、強く引き上げてもひきつれを起こしにくいことが特徴です。
PDO(ポリジオキサノン)
PDO(ポリジオキサノン)製の糸は、PCL製糸と比較するとリフトアップ効果は少なく、糸の持続も1年程度と短いのが特徴です。しかしPDOは、生体内で吸収される過程で、多くのコラーゲンを作り出すことで知られており、これが「肌の引き締め」に重要な要素となります。
PLA(ポリ乳酸)
PLA(ポリ乳酸)製の糸は、これまで紹介した糸の中で、引き上げ効果が一番高いことが特徴です。ただ引き上げる力が強い分、うまく使わないと皮膚のひきつれや凹みの原因になる可能性があります。持続期間はPCLとPDOの中間くらいです。
糸リフトの効果は?
素材別に糸の種類を分類した上で、糸リフトの効果は大きく分けて2つの側面があります。ここでは、糸リフトの効果について詳しくお伝えします。
たるんだ皮膚を引き上げる (リフトアップ)効果
文字通り、老化によってたるんだ皮膚の直下にコグ付の糸を挿入し、コグを表在性脂肪に引っ掛け、引き上げるという効果です。複数本の糸を異なる向きで挿入すれば「線」ではなく「面」で顔を引き上げることができるので、よりナチュラルな仕上がりになります。
皮下組織を引き締める (タイトニング) 効果
先ほどお話したPDO製のスレッドは、コラーゲンの生合成が促されるということが分かっています。
PDOスレッドが吸収される一連の創傷治癒過程で、新しい血管が生成され、その周りに線維芽細胞という細胞が増殖します。これらの細胞はコラーゲンを作り出す源の細胞であるため、 結果的に挿入したスレッドの周囲では効率よくコラーゲンが作られることになります。
糸リフトはたるんだ皮膚を引き上げるだけでなく、結果的に肌が引き締まる作用も期待できるのです。このタイトニング効果に特化して、細く短いコグが付いていないスレッドも存在します。
手早く挿入が可能でダウンタイムも少なく、「買い物の合間に行えるほど気軽にできる施術」として「ショッピングスレッド」と呼ばれています。
糸リフトのメリットと注意点は?
糸リフトの最大のメリットは、「ダウンタイムが少なく、比較的簡単に行える施術」であるということです。
従来の切開リフトアップは、皮膚切除の範囲も大きく施術に数時間を要し、傷口は抜糸が必要になります。さらにダウンタイム中は傷口を包帯で覆い、術後数日は出血を抜くためのドレーンというチューブを皮下に留めておかなければならないなど、気軽に行うことは難しい施術でした。
その点糸リフトは、施術時間も数十分程度で終わりますし、抜糸も必要ありません。スレッドを挿入する小さな穴をばんそうこうで保護する程度で、ドレーンチューブを留めておくこともありません。
しかし、比較的簡単に施術を受けられるようになったことで、トラブルも増えています。解剖学的にあまり熟知していない若手医師などが施術をした結果、 ひきつれ、 皮膚の凹凸、神経・血管損傷や感染症などの合併症を起こしているケースが散見されます。
また、本来糸リフトを受けるつもりはなかったのに、美容クリニックを受診したら半ば強引に糸リフトを勧められ、そのまま受けてしまったという事例も。
お手軽に受けられる施術であるからこそ、自身にとって必要な施術なのか、予算やリスクについてなどを施術を受ける前にしっかりと確認することが大切です。
定期的なメンテナンスは必要?
糸リフトの効果は永続的ではありません。 スレッドは挿入した直後から吸収される反応は始まっており、 数か月から数年で吸収されます。
「一度糸リフトを行うと、一生メンテナンスが必要」という言葉を耳にしますが、たるみを遅らせるという意味では、一度しか行っていなくても大いに意味のある施術になります。そのため、メンテナンスは必ずしも必須ではありません。
もちろん、完全に吸収されたとしても皮下組織の瘢痕形成は持続するため、 完全に元のたるみの状態に戻ってしまうわけではありません。しかし、加齢によるたるみにはあらがえません。
どんな種類のスレッドを何本挿入したかによってもメンテナンスの時期は異なります。当院が行っている糸リフトは1年に1回程度のメンテナンスを推奨していますが、それも絶対にメンテナンスしなくてはいけないということではありません。
スレッドを入れ直す以外にも、高周波や超音波による引き締め治療も併用すると、より効果の持続が長いことが指摘されていますので、それらの治療も併用しながら総合的にメンテナンスするのが良いでしょう。
ダウンタイムの期間は?
腫れや内出血は数日で治ることがほとんどです。麻酔による感覚の鈍さや表情の作りにくさは数時間程度持続します。
頬からピキピキという音が聞こえるような感覚がありますが、それはスレッドが切れているわけではなく、 コグが脂肪組織から外れたり、引っかかったりしている反応で、これも数日程度で治ることがほとんどです。
引き上げることによる顔のひきつれや口が開けにくいという感覚は、術後数週間程度で徐々に改善します。
もししばらく経過しても上記の症状が続く場合、感染症を起こしていたり、 顔の神経にスレッドが干渉していたりなどの予期せぬ合併症を引き起こしている可能性もあります。その場合は速やかに主治医の判断を仰いでください。
医師と相談し納得して治療を進めることが大切
糸リフトは、切らずに体の負担が少なく、たるみを改善できる施術です。どの素材のスレッドを使ってどんな施術を行うのかは、医師とカウンセリングを行い、納得した上で治療を進めることが重要になります。
ただ、手軽にできるようになったために、リスクや注意点があるのも事実。まずは、信頼できるクリニックで十分なカウンセリングを受けるようにしましょう。
当院では、丁寧なカウンセリングはもちろんこと、肌質やたるみの程度を見て患者様それぞれに合ったご提案をさせていただきます。
ご来院いただいたら絶対に施術を行わなければならないということはありません。カウンセリングのみで一度しっかり考えたいというご要望にもお応えします。
相談のみであってもご対応させていただきますので、何かお困りのことがあればお気軽にご連絡ください。
インタビュー:鬼沢正道(院長)
社名:APOLLO BEAUTY CLINIC
事業内容:美容外科、美容皮膚科クリニック
サイト:https://apolloclinic.jp/